よく人間の行動や仕草には意味があるといわれています。そしてこの行動を観察することにより、人間の心理を研究していくのが行動心理学です。

たとえば、「照れたときに頭をかく」のは、「自己接触」と呼ばれ、心理学的には心を落ち着かせる行為だといわれています。また、仲間が盛り上がっているような時に「1人だけ頬杖をつく女性」は、自分の気持ちを悟られないようにするため、思っていることとは反対の行為や態度を示す「反動形成」の表れといわれています。

 

さらに、無意識のうちに鼻など顔の周辺をいじる場合は、嘘をつくときに表情の変化を悟られないための「ディセプション」という行為とされています。

WEB上で、恋愛を上手くいかせるために取るべき行動などというのも、この行動心理学に基づいています。いくつか例を挙げれば、「デートのときは向かい合って座らない」「ネガティブ発言を聞く」などがあります。

 

ではなぜ、向かい合って座ってはいけないのかといえば、目線が合う対面は潜在意識的に緊張感を持ってしまうために、相手に緊張感を持たれないようにするには、隣に座る方がいいということです。

ネガティブ発言を聞くのは、愚痴などを話してもらうことによって、緊張感をとき、この人は包容力があると感じさせる「カタルシス効果」が得られるからです。

 

仕事で使える行動心理学の原理・原則

 

 

こうした仕草や行動の分析が、日常生活の上で役に立つことはあっても、それを直接ビジネスシーンに応用することは難しく思えるかもしれません。しかし、心理学上の原理や原則を知っていると、意外なほどビジネスに応用できることがわかります。

その代表的なものが次の5つです。

返報性の原理

人は相手から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱きます。これが「返報性の原理」です。

ですから、ビジネスではつねに相手に対して十分以上に親切に接していくことが大事です。

今すぐは無理だとしても、「この好意に応えないと申しわけない」と思ってもらい続ければ、いつかは恩に報いてくれます。

 

希少性の原理

モノやサービスが、人にとって相対的に希少である場合、より価値が高くなるという理論です。

よく「限定○○個」とか「○日間だけの大還元祭」といった販売方法を目にしますが、これも希少性の原理を応用した商法です。BtoBのビジネスとして使うならば、「今日中にご契約いただければ、○○円値引きします」や、「長期でご利用いただけるのなら○%オフします」などの提案が考えられます。

 

ザイオンス効果

人は興味がなかったり、あまり好きではなかったりするものや人物でも、頻繁に接触すると次第に良い印象をもつようになるといわれています。

これがアメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱したザイオンス効果で、別名「単純接触効果」と呼ばれるものです。

営業で何度断られてもめげず、相手に迷惑がかからない範囲で毎日のように訪問すれば、いつかは耳を傾けてくれるようになるかもしれません。

 

ハロー効果

ハローとは「後光」を意味します。ある人が有名大学を卒業しているということだけで、優秀なビジネスパーソンと勝手に理解してしまうような効果のことです。

小さな会社が、取引先に超一流企業をもつことをそれとなく匂わせるのも、この効果を期待してのことです。

 

ウィンザー効果

ユーザーは、その会社が話す内容よりも、商品やサービスに対する第三者の評価を信頼する傾向があります。

通販サイトなどで「お客様の声」を掲載しているのもこのウィンザー効果を狙ってのことです。

ビジネスにおいては、商品のアピールは自分でするのではなく、お客様にしてもらうような仕組みを作るようにしたいものです。

 

なぜ勉強しようと思ったのか

私はこれまで、社会に出てからも自分に自身がありませんでした。

すぐに否定的に物事を捉えてしまう癖があり、何事もうまくいかなかった時期がありました。

そして、他人の言動がとても気になりました。何を思っているんだろう?どうすればこの人は気持ちよくなってくれるのだろう?と顔色ばかり伺っていたのです。

 

でも、自分が病気をして、かつ癌になってから「自分は自分でいいんだ」という強い意志を持つことができるようになりました。そこは成長している部分だと思っています。しかし、相手の心を読み取る力はまだありません。

ですから行動心理を学んでこれからの人生に活かそうと思ったのです。

どんな分野で生きようと、必ずや価値のあるものだと感じたからです。

 

人は1人では行きていけません。だけど人を悪く言うことはよくありません。気持ちよくお互いに仕事や生活ができるようになっていきたいと考えたからです。

今後の自分に期待をしたいと思っています。