私達はみんな死にます。これは紛れもない事実です。

普段の生活の中で私達は自分の死についてあまりリアルに捉えていないのではないでしょうか。

私自身も毎日が同じように繰り返される錯覚に陥っていました。

仏教では「一寸先は闇」次の瞬間には何が起こるかわからない、そういう覚悟で今を生ききりなさいと教えるそうです。

 

死について

 

私は乳がんの告知を受けて、改めて「死」について考えました。

いや、考えざるを得なかったのでした。

幸い末期がんではなかったため、早急に終活について考えたわけではありませんでしたが、いずれ訪れる「死」について向き合う時間ができました。

 

自分自身の中でいろいろな生や死の経験を得て考え直してみると、自分自身の死をイメージしてから活動し、いつ死ぬか分からないそういう覚悟を持って今を生ききる。

死をイメージし生活することにより、今この瞬間をいかに大切に過ごすかという方が、生きることが鮮やかになってくるような気がします。

 

今をどう生きるか

 

自分自身の小さな我欲だけで限られた時間をすべて埋め尽くすような生活ではなく、周りの人たちそして、自分自身がより満足して楽しく生活できるような生活スタイル、習慣へと変化していくように思います。

もちろん、我慢しないといけないことも沢山あるでしょうし、忍耐力も試されます。

 

しかし、自分のビジョンを持った生活スタイルを積み重ねられると、毎日が本当の意味で充実し自分自身も満たされる感じが出てきます。

 

逆に一人で寂しく、世の中の恨みつらみの中で死んでいきたいのであれば、そうすればよいのかもしれませんが、それは人の道としてはとても悲しいと私は思います。

 

当然の事ですが、私達は今の積み重ねの中で生きています。

そして、何気ない日常の積み重ねが私達の習慣になり、私達の生活になり、私達の生き方になっていきます。

 

日常をなんとなく過ごしてしまう事と、しっかり将来のビジョンを持ち、今している事を正しくとらえ今を生きていることでは、最終的に大きな差になって自分自身の人生に現れてくるでしょう。

 

マインドフルネスは今の瞬間瞬間に判断を加えず注意を向け気づいているとよく言われています。

現在のマインドフルネスでは注意集中・判断を加えない・気づきということが定義上強調されていますが、本来のマインドフルネスはスキルやメソッドというものだけではないと思います。

 

今にしっかり気づくということは過去、そして未来のビジョンを正しくもって生きているということでしょう。

今の自分がどのように生きていのちを燃やし、そして最後どのように死を迎えるか。

自分自身に一度問いかけてみると新しい気づきがあるかもしれません。