あなたはどんな呼吸していますか?

お腹の縮み、広がりを感じることはできますか?実際に、感じようとすると、それまでも膨らんでいたはずの、お腹の感覚をよりハッキリと感じることと思います。

この呼吸への「気づき」が「マインドフルネス」の基本です。

今回は、マインドフルネスと呼吸、マインドフルネスの呼吸の状態と、それと比較して、ヨガで行われる呼吸法との違いを比較しながらお伝えします。

 

マインドレスネスとは

 

 

マインドフルネスとは、自分の呼吸、身体感覚を自覚(意識化)している状態のことです。

もっと細かく表現すると、「自分の体と心の中で起こっていることにリアルタイムに気づいている状態のこと」を「マインドフル」な意識状態といいます。

 

一方、「マインドフルネス」の反対は、「マインドレスネス」と言います。

「マインドレスネス」とは簡単に言うと、気づいていない状態のことです。

または我ここにあらずな状態、「ぼんやり」とした「うわの空」の状態といっていいかもしれません。

私たちの日常生活の基本はちらになります。

 

マインドフルネスを鍛える

誰でも繰り返し、繰り返し腹筋をすれば、それが習慣化して、必ずかっこいいお腹に変化していくように、小さな「気づき」を繰り返すことで、マインドフルネス筋も確実に鍛えられていきます。

これは、腹筋のように目には見えません。

 

しかし続けていくと、今、やるべきことに集中する力(注意力)と、注意が呼吸からずれたことに気づく力(メタ注意力)が高まっていき自然と集中が長続きするようになります。

 

三ヶ月間、毎日、地道に腹筋を繰り返せば、誰でも確実にウエストが引き締まっていくように、三ヶ月間、毎日、「マインドフルネス」を意識していけば、誰でも、自分の「心」が変わったことを実感できます。

 

心が安定して、以前はイライラしていたようなことでも、あまり反応的にならずブレにくくなったことに気づくかもしれません。

本来やるべきことに集中する力が高まり、仕事のスピードが上がったことに気づくかもしれません。

 

マインドフルネス時の呼吸とヨガの呼吸法の違いとは

 

 

マインドフルネスでは、呼吸をコントロールしません。

一方呼吸法では、呼吸を理想の状態にコントロールします。ここが大きな違いです。

 

これはどちらがいいとか悪いとかではなく、それぞれの目的が異なります。

それぞれの目的の違いを理解して使い分けることが大切です。

 

マインドフルネス瞑想の目的

 

 

マインドフルネス瞑想の目的とは、感じる感覚を高めることにあります。

呼吸に対して気づいていることが重要なポイントになります。

 

呼吸法のように、呼吸を深めることやリラックスすることが目的なのではありません。

「マインドフルネス」では、呼吸が浅くても、リラックスできなくても、集中できなくてもいいんです。

 

それよりも、自分の状態や感覚に対してジャッジせず、ありのまま観察していくことがなによりも大切です。

だから「マインドフルネス」の実践では、呼吸をコントロールしません。

 

呼吸法の目的

とはいえ、呼吸をコントロールすることが悪いことではありません。

呼吸をコントロールすることも心を調整するうえではとても有効だと思います。

 

例えば、意識的に、ゆっくり息を吐くことで副交感神経が優位になります。それにより、「心拍数の低下」「血圧の正常化」「ストレスホルモンの減少」「発汗抑止」「免疫システムの強化」「血液サラサラ」などの「生理反応」が引き起こされ、自然と穏やかな心の状態に導かれていきます。

 

呼吸をゆったりとさせると、心も呼吸に導かれて落ち着いてきます。

とくに初心者の方の場合、マインドフルネス瞑想の前に、ヨガや呼吸法を行うと、呼吸筋が緩み、リラックスできるのでオススメです。

 

ただし、ある程度、呼吸が落ち着いたら、「呼吸の長さや質」を重視することから、「呼吸に対する注意の質」を重視することへとシフトしていくようにしましょう。

それまでの「努力」や「方向性」も手ばなして、自然に繰り返される呼吸の身体感覚(鼻先や、お腹の縮み、広がり)をありのまま感じることに専念していくようにします。

 

「理想の状態に調整する」から「現実をあるがまま受け入れる」に切り替えていくと、結果として瞑想も深まりやすくなります。