瞑想ですることは、「何もしないこと」です。「今、存在していること」をただ感じている状態です。

「何もしないこと」で、心にエネルギーが溜まっていきます。

「何もしない時間」を持つことで、人生をよりパワフルに生きることができます。

 

何もしないことの大切さ


現代は、情報化社会と言われます。

いろんな情報がまるで洪水のように、次々と押し寄せてきます。

 

例えば、電車に乗って、上を見上げれば、いろんな広告が目に入りますし、周りを見渡すと皆、スマホや携帯を眺めています。

SNSを開けば、周りの人の状況をリアルタイムで知ることができます。

 

しかし便利になったことで、何もしない時間、自分一人になる時間は、その分減ってきたように思います。

「何もしない、自分だけの時間」を持つことは、自分自身に精神的なエネルギー(肥料)をチャージすること。

精神的なエネルギー(肥料)をチャージすることで、自分の中にしっかりと根っこを生やすことができる。

自分の深い部分と根っこでつながることができると、より安定して、上に向かって成長していくことができる。

と言うわけです。

 

思考もお休みさせてみよう

 

瞑想で、「何もしない」といった場合は、行為や思考も含まれます。

「何もしないこと」を、別の言葉で置き換えると、

= どこも目指さない、方向性も持たない、今ここにくつろぐ
= 現状やありのままの自分を受けいれること、抵抗しない
= 自分自身を裁かない、感じていることをジャッジしない
= 何者でもない、あるがままの自分にくつろぐ

と言い換えられるかもしれません。

 

 

意図的に何もしない時間をもつことで、体と心が深く休息します。

考えない時間をつくることで、心にスペースが生まれます。

 

私たちは四六時中、思考していると言われます。

良い妄想ばかりなら害はないのですが、大抵は、心配、不安、後悔、などと結びつき、ストレスや緊張を無意識に感じています。

これが極端になると、うつや引きこもりになります。

 

実は、私も考えすぎてそうなった一人です。そのときに出会ったのが瞑想です。

意図的に「自分一人」の時間をもつこと、意図的に「何もしない」時間をもつことで、思考と距離ができて、悩みやストレスが軽減され、その分人生をよりよく生きるエネルギーがたまっていきました。

 

もちろん、一生懸命目標に向かってがんばるのも大切です。

しかし、過去の私と同じように、ずっとどこかを目指して、やるべきことに追われてばかりだと、生きるのが苦しくなってきます。

現状を否定して、恐れや不足感で頑張ると長続きしません。

 

そんな時は、「何もしない」ことです。

どこも目指さず、方向性も持たず、何者でもない、あるがままの自分にくつろぐことでバランスがとれます。

 

はじめは「何もしない」ことが落ち着かなかったり、恐れや不安、罪悪感などを感じるかもしれません。

「呼吸や身体の感覚」を感じて何になるのだろう?と思うかもしれません。

 

そんな時は、「何もしない」時間は、無意味で、無価値なものなのでなく、魂に精神的な栄養を与える時間だと捉えてみてください。

 

「何もしない」ことで、自分という大地に根を張り、幹を上昇させ、葉を伸ばし、より大きな花をさかせるための
土台を養っているんだと信じてみてください。

 

とくに毎日忙しくしている方ほど、仕事の間に「何もしない」時間をとりいれてみてください。

煮詰まった時は、何かを考えるのもやめて、ただ感じるだけの時間を持つんです。

 

あえて「何もしない」時間をもつことで、思考と思考の間にある「静寂」を感じることができます。

その時、心と身体が深く休息し、「身体の声」や「ひらめき」をキャッチしやすくなります。